世界的なスクーバダイビング指導組織SDIが水中無線機”Logosease”の講習プログラムを開始

山形カシオ株式会社(山形県東根市)は、スクーバダイビングの指導組織であるSDI (Scuba Diving International)が水中で会話できる小型無線機“Logosease(ロゴシーズ)”を使ったダイバー向けの講習プログラムを開発し、2017年6月1日より受講の受付を開始することを、ご案内します。

山形カシオが開発・販売する“Logosease”は、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータを咥えたまま水中での会話を実現する無線機(ダイブトランシーバー)です。 2013年1月の発売以来、筆談や手信号といった従来のコミュニケーション方法や業務用の特殊な機材とは異なり、水中での会話を手軽に楽しめる斬新な機器として注目を集めています。

SDIは、ダイビングの指導団体であるInternational Trainin※のレジャーダイビング部門として、1998年に発足したレジャーダイバー向けの指導組織です。
今回、SDIが提供する講習プログラム『Logosease ダイバースペシャルティコース』では、教室での講義のほか、プールやオープンウォーターで“Logosease”の効果的な使い方を教えます。
また本コースは、SDIのオープンウォーターダイバーが、SDI アドバンスドダイバーにステップアップするために受講しなければならないスペシャルティコースの一つとして選ぶことができ、修了者にはSDIから認定書が発行されます。
※International Trainingは、SDIのほか、世界最大のテクニカルダイビングの指導組織TDI、世界最大の緊急時対応ダイビングの指導組織ERDIを有する世界で3番目に大きいダイビングの指導団体で、世界100カ国、25以上の地域オフィスを通じて数千名のインストラクターが所属しています。

香港、中国、韓国でInternational Training の代表を務めるTravis Euiook Jung氏は、「“Logosease”は、水中コミュニケーション機の一つであるが、水中における経験の共有のほか、安全、救助、復旧作業などさまざまな場面で使うことができます。SDIでLogoseaseのスペシャルティコースの講習ができるようになることを嬉しく思います。International Training が有する他のダイビング指導団体でも同じスペシャルティコースが実現することを期待しています」とコメントしています。
今後、山形カシオはSDIと連携することで、ダイバーに向けて“Logosease”を広く普及させるとともに、SDIインストラクターの指示に基づいたダイビングでの安全や楽しさを広げてまいります。

【Logoseaseダイバースペシャルティコースの概要】

講習基準
インストラクターの前提条件 :SDI Logoseaseダイバ-ズ スペシャルティインストラクター
講 習 生 の 前 提 条 件    :SDIオープンウォータースクーバダイバーまたはSDIジュニアオープンウォータースクーバダイバー資格者
年 齢 制 限         :10歳以上 (10‐17歳までは保護者の同意必要)
生 徒 数           :インストラクター1人当たりの受講者数は最大8人
プ ロ グ ラ ム 構 成      :教室での講習、プールでの講習、オープンウォーターでの講習
最 少 ダ イ ビ ン グ 本 数   :最低2ダイブ以上

教材と機材
・Logoseaseダイバー スペシャルティコース コーススタンダード(インストラクターのみ)
・Logoseaseダイバー スペシャルティコース ユーザーズガイド
・Logosease本体(一人当たり1個)
・Logosease専用ハーフマスク(インストラクター用、必要時のみ)
・Logosease専用スペシャルフード(必要時のみ)
・Logoseaseと連動するダイブコンピュータ(インストラクター用)
・Logosease会話トレーニングシート

以下は教室でインストラクターが使用
・PC
・Logosease専用充電器
・Logosease専用USB ケーブル
・USB ハブ
インストラクターと講習生が使用するその他の機材は、SDIが指定する基本のオープンウォータースクーバ機材を使用。

【水中における通信の仕組み】

【Logoseaseのラインアップ】

※「Logosease」は山形カシオ株式会社の商標です。その他の会社名・商品名は、各社の登録商標または商標です。