水中無線機にダイブコンピュータの警告を音声で知らせる新機能を追加

水中で会話ができるダイブトランシーバー“Logosease”の最新ソフトウエア

山形カシオは、水中無線機“Logosease(ロゴシーズ)”に新機能を追加できるソフトウエア(Ver. 201029)を開発。“Logosease”を市販のダイブコンピュータ※と連動させて、ダイブコンピュータが発する警告を音声やブザー音でダイバーに伝えられるようにしました。本ソフトウエアは、“Logosease”のウェブサイトにて2月12日より無償で提供します。
※株式会社タバタ、株式会社ビーイズム、日本アクアラング株式会社が販売するLogosease対応のダイブコンピュータ

“Logosease”は、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータを咥えたまま水中で会話できるダイブトランシーバーです。ダイビング中に会話を楽しめるほか、筆談や手信号といった従来からの方法に加えて、より水中での安心や安全につながるコミュニケーションができる新しい機器として注目されています。
ダイブコンピュータは、ダイビング時の水深と時間を計測し、減圧症を予防するためにダイバーの体内窒素量をシミュレーションする機器です。安全にダイビングすることを目的に浮上速度警告や無減圧潜水警告など、さまざまな警告を表示やブザー音で知らせます。

今回、“Logosease”を最新ソフトウエア(Ver. 201029)にバージョンアップすることで、対応する市販のダイブコンピュータの警告ブザー音を“Logosease”の骨伝導マイクで検出し、警告内容が分かりやすい簡単な音声やブザー音に変換することができます。音声やブザー音は“Logosease”の骨伝導スピーカーを通じて発するので、よりダイレクトに警告内容をダイバーへ伝えることが可能です。例えば、浮上速度違反であればダイブコンピュータの“ピーピー”というブザー音を検出し、“Logosease”の骨伝導スピーカーから「slow、slow」と分かりやすい音声でダイバーへ知らせます。

なお、本ソフトウエアを1月27日(火)・28日(水)に東京 浅草橋のヒューリックホールで開催されるダイビング業界関係者向けの展示会「DIVE BIZ SHOW 2015(主催:日本スクーバ協会)」に出展し、“Logosease”の販売代理店である日本アクアラング株式会社のブースにてデモンストレーションを行います。

<ソフトウエア(Ver. 201029)対応機種>

ダイブトランシーバー“Logosease”
アドヴァンスドモデル   LGS-RG004
ベーシックモデル      LGS-RG005BA

ダイブコンピュータ(販売各社50音順)
株式会社タバタ       DC-Solar
株式会社ビーイズム     DIVE DEMO SOLIS TITANIUM
日本アクアラング株式会社  カルム

※ Logoseaseのソフトウエアバージョンアップ、およびソフトウエアのバージョンあるいはシリアルナンバーの確認には市販のUSBハブが必要です。
※ ダイブコンピュータには各社が提供する2015年のソフトウエアがプリセットされている必要があります。対応機種に2014年のソフトウエアがプリセットされている場合、各社のサービス窓口を通じて2015年のソフトウエアへの書き換えが必要となります。ダイブコンピュータのソフトウエアの確認および書き換えについては、各社にお問い合わせください。

<ダイブコンピュータの警告音を変換する“Logosease”の警告内容>


注)M値警告(危険体内窒素圧):無減圧潜水時間を決定しているコンパートメントの体内窒素圧
※本ソフトウエアの機能は、ダイブコンピュータの警告を“Logosease”で補助するもので、ダイブコンピュータのブザー音を“Logosease”で検出できないと動作しません。使用状況によってはダイブコンピュータのブザー音を検出できない場合があります。
※本ソフトウエアの機能は、他のダイバーが使用するダイブコンピュータのブザー音を検出して警告を発する場合があります。本機能は“Logosease”側の設定でOFFにすることができます。
※仕様は予告なく変更する場合があります。
※“Logosease”は山形カシオ株式会社の商標です。